『南仏プロヴァンスの12ヶ月』
                            ピーター・メール著

  一時期のワインブームはもう過ぎ去ったのでしょうか。
ワイン好きのしいかが、ワインを知りたいと目覚めたのが、この本を
読んでからなのです。
イギリス人の著者が、プロヴァンスに移り住んで、1年間、おいしいワイン、地元の料理
などに出会います。
明るく開放的なプロヴァンスの風景が頭の中に広がって、
すごーくワインが飲みたくなっちゃいます。



 『世界の名酒事典』
                       講談社(毎年改版)

お酒の事典。
ウイスキー、ブランデー、スピリット、リキュール、ワイン、ビール、中国銘酒と
出ていて、全544頁。
そのうちワインの頁が270頁と約半分。
国別、地域別になっていて、全カラー写真。とにかく調べやすい。

例えば、いただき物のワインがあるとする。
「いくら位?」「どのくらいのランク?」って知りたいでしょ。
生産年別の値段、等級、特徴が、ひとつひとつ書いてある。
各国産、地域産の特徴、ワインの見方、製法などもあり、私はこれで
勉強しました。

家庭に一冊常備して、これさえ読めば
あなたもワイン通になれます。
うちにあるのはちょっと古く、1997年版、3700円。
2002年版はもう少し高いかも。



 『プロフェッショナルのための世界ワイン大全』
                          日経BPムック


  これも、みやすいワイン事典。 632頁。
最大の特色は、ティスティング表示(酸味、ヴォリューム、果実味、甘味)
が出ていることと、Wine indexの充実。
索引だけで302頁。
生産者名順、ワイン名順とあり、国別になっている。

先の『世界の名酒事典』と併用すれば、かなりお役に立ちます。
でも、ワインの種類って星の数ほどあるから、
事典に出ていないものが多いのよ。

事典に出ているのは、いわゆる有名どころだから
AOC、DOCG、Qmp以外のワインはほとんど載っていないから
参考にする程度かな。

けれど、ながめているだけで、十分楽しめちゃうのは、
私が酒好きのせいかしら。
こちらは98年12月発行で4000円。



 『私のワイン畑』
                         玉村豊男著  中公文庫


  ワインが好きな人は、自分のシャトーを持ちたいなーとか、
ワインの産地に旅したい、。
そしてついには、作ってみたいと思ってしまうのです

玉村氏は、1991年に長野県小県(ちいさがた)郡東部町へ移り住み
600坪の畑でブドウの栽培を始める。

土地捜しから栽培方法、植樹、手入れ、収穫と
ワインができるまでの過程が描かれていて
ワイン作りの苦労がひしひしと伝わってくる。

読んでいる自分も、すっかりその中に入り込み、一緒に
作っているような気持ちになります。
こうした苦労を経て、ワインが造られるとわかるだけでも
ワインの美味しさがより一層深まろうというものです。


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